MUNI、4つの素材。どれを選ぶ?

MUNI、4つの素材。どれを選ぶ?MUNI、4つの素材。どれを選ぶ?

帆布・牛ヌメ革・ゴールドレザー・猪レザー、それぞれの履き心地と楽しみ方

MUNIの帆布バージョンが、新しくなって帰ってきました!

これでMUNIは、

帆布
牛ヌメ革
ゴールドレザー
猪レザー

性格の異なる4種類から選べるようになります。

形は同じMUNI。

でも、足裏に直接触れる素材が変わるだけで、履き心地も、足裏の動きも、得意なフィールドもかなり変わります。

どれが上ということではありません。

何を気持ちいいと感じるか。
どこで、どう遊びたいか。

そこから選んでください。

そもそも、MUNIとは?

MUNIは、

わらじ × 二本歯下駄 × 草履 × ワラーチ

それぞれの特徴を融合した「下駄わらじ」です。

黄金比を取り入れた369 MIROKU、大和比を取り入れた1000 ZENに続き、MUNIには白銀比を取り入れています。

足裏には、前後に小さな歯があります。

つま先側で接地すれば前歯。

かかと側で接地すれば後歯。

そして足裏全体で接地すると、歯の存在が表面上消えたような感覚になる。

いわば、

“ステルス一本歯”

です。

くつろぐ。
普段履きする。
歩く。
山へ行く。
走る。
遊ぶ。
トレーニングする。

用途を一つに限定する必要はありません。

履く人自身が使い方を発見していく。

それがMUNIの面白さです。

4種類すべて、基本は「緩く」履く。

これは、どのMUNIにも共通します。

紐を締めすぎないこと。

MUNIは、足をガチガチに固定して履くものではありません。

少し遊びがあるくらいに緩く履く。

その中で足が動き、足指が働き、足裏が自分で接地する場所を探していく。

「ズレないように」と強く締めてしまうと、MUNIが持っている自由度を消してしまいます。

足とMUNIの間に、少し余白を残す。

そこから始めてください。

足袋との組み合わせも、おすすめ。

MUNIは裸足だけで履くものではありません。

足袋と組み合わせるのもおすすめです。

裸足なら、帆布や革そのものの質感、摩擦、滑らかさを直接感じられる。

足袋を合わせれば、その間に薄い一枚が入ることで足当たりが変わり、裸足とはまた違った履き味になります。

気温の低い季節。

長時間の普段履き。

山歩き。

ファッションとして楽しみたい日。

裸足 × MUNI
足袋 × MUNI

同じMUNIでも、それだけで足裏から入ってくる感覚は変わります。

素材だけでなく、季節や場所、その日の遊び方に合わせて履き分けてください。

そして、MUNIは簡単ではありません。

ここは購入前に知っておいてほしいところです。

MUNIは気持ちいい。

でも、

「気持ちいい」と「履きこなせる」は別です。

履けばすぐ、誰でも楽に履きこなせるようなものではありません。

一般的なワラーチよりも難しいと思います。

足裏のどこで接地するのか。

足指をどう使うのか。

足首をどう動かすのか。

足がMUNIの上で動いたとき、身体がどう反応するのか。

自分で感じ、試し、工夫する必要があります。

でも、それでいい。

MUNIに身体を固定するのではなく、履きながら自分の足と動きを観察していく。

MUNIは、完成した足で履くものではなく、足と動きを育てながら履きこなしていくものです。

① 帆布 MUNI

足についてくる。歩く、山で遊ぶ。

新しい帆布MUNIには、NU-NOS社の

「ニューバッカス生地・酒袋生地8号帆布」

を採用しました。

実はこの帆布、MUNI販売当初に限定色として使用していたものです。

当時は接着の難しさから別の帆布へ変更しましたが、今回、中底素材と接着方法を見直すことで再び採用できるようになりました。

一度色付けした無地の帆布の上から、さらに細かなムラ柄を染めた生地。

単純なベタ塗りでは出ない、奥行きと深みのある色が特徴です。

全6色。

さらに真田紐も、木綿袋紐の三分へ変更。

従来の加賀錦より柔らかく、肌当たりが優しく、結び目も解けにくくなりました。

中底も変更し、従来より若干柔らかくしています。

帆布最大の特徴は、フィット感。

革とは違う、布ならではの適度な摩擦があります。

足裏が台座へ適度に食いつき、足の動きについてきやすい。

そのため、

普段履き、ウォーキング、ハイキング、山歩き、不整地。

特に「歩く」こととの相性がいいMUNIです。

土、芝、砂利、山道。

路面が次々に変化する場所でも、足裏とMUNIの位置関係を保ちやすい。

MUNIで山へ行きたい。
いろいろな地形を歩いて遊びたい。

そんな人には、まず帆布をおすすめします。

② 牛ヌメ革 MUNI

ツルツルが気持ちいい。歩いて、軽く走って、育てる。

牛ヌメ革MUNIの魅力は、まず、

裸足で乗ったときの気持ちよさ。

植物タンニンでなめした本ヌメ革の表面を、足裏がツルツルと動く。

帆布とはまったく違います。

この適度な滑りそのものが、牛ヌメ革MUNIの面白さです。

足を完全に固定するのではなく、足裏と台座の間に自由がある。

普段履きはもちろん、

軽いジョギングにもおすすめです。

不整地でも遊べますが、足裏への食いつきは帆布の方が強いため、山歩きや不整地でのフィット感を最優先するなら帆布の方が扱いやすいでしょう。

そして本ヌメ革には、もう一つ大きな楽しみがあります。

履くほど、足になる。

使うほど革が足形に馴染む。

柔らかくなる。

色が変わる。

艶が深くなる。

歩いた距離、汗、足裏の圧、使い方。

その全部が革に残っていきます。

新品が完成ではありません。

履く人自身が完成させていくMUNIです。

台座レザーは全8色から選べます。

③ ゴールドレザー MUNI

柔らかさ、滑らかさ、そして装うMUNI。

ゴールドレザーには、

牛クロム革・姫路レザー スムース1.2mm

を使用しています。

通常の牛ヌメ革とは、また違った性格です。

特徴は、

柔らかな足当たり。
滑らかな質感。
そして、天然皮革ならではの美しい光沢。

比較的最初から柔らかく、裸足で触れたときの感触も気持ちいい。

そして何より、4種類の中で最も「装う」という楽しみが強いMUNIです。

ゴールドの台座。

織元すみや製の加賀錦三分紐。

国産桜材。

キャメル色の麻糸ステッチ。

それぞれを組み合わせ、全体で一つのデザインとして完成させています。

そのため、ゴールドレザーMUNIは、

台座、鼻緒、ステッチすべて固定デザイン。

色の変更はできません。

普段履き。

軽いウォーキング。

軽いジョグ。

和装にも洋装にも。

MUNIの身体性だけでなく、足元の存在感まで楽しみたい。

そんな人におすすめです。

不整地でも使用できますが、帆布のように足裏へ強く食いつく素材ではありません。

山や不整地を積極的に遊ぶなら帆布。

滑らかな革の感触と、ファッションとしてのMUNIを楽しむならゴールド。

そんな違いがあります。

④ 猪レザー MUNI

フィットする。でも革。二つの性格を併せ持つ。

猪レザーは少し特殊です。

帆布とも違う。

牛革とも違う。

感覚的には、

帆布とレザー、両方の特徴を持っています。

肌に吸い付くようなフィット感。

しっかりとした安定感。

それでいて、革ならではの質感と馴染みもある。

足裏との一体感が強く、不整地との相性もいい。

フィット感も欲しい。
革の気持ちよさも欲しい。

その両方を求める人におすすめです。

そして猪レザーには、もう一つ、他の3種類にはない個性があります。

野生の命を、足元へ。

野生猪の革は、工業的にすべてを均一化した素材ではありません。

一頭一頭違う。

部位によっても違う。

傷や色、表情にも違いがあります。

それは、その猪が生きてきた痕跡でもあります。

野生の命を無駄にせず、山の恵みと命の循環を活かす。

職人が左右の印象や革の状態、全体のバランスを見ながら、一点ずつ手仕事で仕上げています。

だから、

同じものは二つとありません。

履くほど変わる柔らかさ。

艶。

色。

足裏への馴染み。

猪革ならではの変化を、自分の足で育ててください。

4種類を比べると

MUNI、4つの素材。どれを選ぶ?

迷ったら、こう選ぶ。

山を歩く。不整地で遊ぶ。フィット感重視。
→ 帆布

ツルツルした裸足感覚。普段履き+軽いジョグ。革を育てたい。
→ 牛ヌメ革

柔らかなレザー。光沢。普段の装いまで含めて楽しみたい。
→ ゴールドレザー

フィット感と革の質感、その両方。野生素材の個性も楽しみたい。
→ 猪レザー

MUNIで「正しく歩く」必要はない。

MUNIには、一つの完成された動きを身体へ押しつける考え方はありません。

まず歩いてみる。

少し走ってみる。

坂を登る。

下る。

芝生へ行く。

土へ行く。

足裏の位置を変えてみる。

紐を緩めてみる。

足袋を履いてみる。

そうやって遊んでいるうちに、

「ここに乗ると気持ちいい」

「この接地だと動きやすい」

「前より足指が動く」

「この地形では、こうすると楽しい」

そんな発見が生まれてきます。

最初から履きこなせなくていい。

履きこなしていく過程そのものが、遊びであり、トレーニングです。

帆布。

牛ヌメ革。

ゴールドレザー。

猪レザー。

形は同じMUNIでも、素材が変われば足裏に返ってくる感覚は変わります。

自分の身体。

自分が遊ぶ場所。

そして、自分が気持ちいいと思う感覚。

そこから選んでください。

MUNIも、足も、履きながら育っていきます。