こんにちは。TENARI代表Ayari✼です。
疲れない動けるからだになるTENARIオンラインスクール生(卒業生含む)限定で「走れる深呼吸着付け」講座を開催しました。
リアルタイムで参加された方、録画受講の方、合わせて30名近くの方が受講してくださいました。
ご受講いただきました皆様、講師の奥圭奈子先生、本当にありがとうございます。
着物を着るだけでもハードルが高いのに、着物を着て走るなんて・・・
変態すぎる??
なんて、思ったのですが企画したのは間違いなく私ですよね😆
でも、金沢マラソン42,195kmを着物と一本歯下駄ippon bladeで走ってみて着物の「実用」が腑に落ちたんです。
*着物とippon bladeの相性や相関関係は語り尽くせませんのでここでは割愛します。
これまでは、私にとっての着物は、着物を着ると気分が上がる!とか、布に包まれる感覚が気持ちいい〜!っという、女性としての嗜み程度のものだったのですが、着物で長距離を走ってみて「動き」を助けてもらう体験することになったのです。
考えてみれば、450年以上も昔の安土・桃山時代から、少しずつ形を変化させながらも日本人は着物を着て生活をしてきて、洋服が普段着になったのは文明開花の明治以降ですから約150年前(え、割とさいきん)。
さらに、その時代は、車も洗濯機も、炊飯器も、ガスコンロだってない時代でしたから、生活も家事ももっと重労働でした。
江戸時代では、浜松駅の近くから秋葉神社上社(標高約866M)まで徒歩で女性でも年に一度は、初詣に出かけたといいます。
その距離、約50km。
もちろん、この時代は道だって舗装されておらず、子供と一緒なら、何日かかけて初詣に参ったのでしょう。
そう考えると、普段から運動している私なら、フルマラソン42.195kmを7時間以内で着物で走るのは、全然、当たり前にできるはず。っと思ったのです。(さらにippon bladeで)
走ってみて、適度に制御されて力が入りやすい布の効果や、安定感を生み出す腰紐の作用で、「なるほど!日本人の女性が小柄でも米俵を担いで移動できたのは布や紐の力を大いに借りていたんだ。」っという発見がありました。
本当にきつい30kmから先のフルマラソンは、先人たちが背中を押してくれたような感動が込み上げ、ゴール地点では、日本の文化と歴史の道筋を走ることができたような気がして涙が溢れました。
そして、こんなチャレンジを応援してくれるのは、日本中の着付け講師を探しても「深呼吸着付け」の奥圭奈子さんしかいません。
着物は、着崩れないようにするもの。
補正をたくさんして、帯をピタッと上にフィットさせる。
なんていう見た目重視の着付けだったら、絶対に走れなかったでしょう。
もちろん、用途によって着付けの仕方が変わるのは当たり前だと思いますが、着付けの先生が何を大切にされているのか?コンセプトや背景によって、生徒の着物との関わり方は大きく変わってくると思います。
昨日の講座では、普段、圭奈子さんが指導されている着付けとはまたちょっと違った、より走ることに特化した着付けでした!
より、安土・桃山風で粋でかっこいいですよ〜!
(もうこの辺になると、マニアックすぎてわけわからん話に)
もっと土臭くて、野生的で、かっこいい着付けなんです。
それをまた、現代の布や帯で締めると、めっちゃおしゃれ〜〜〜〜〜!!!
もう、何が常識で、何が当たり前なのかは、あなたの体感で決めたらいいんじゃないでしょうか?😆
そして、講座が終わってからは、TENARIスタジオにてリアル参加メンバーで「着物での走法」をippon blade代表小平天氏の指導で体験しました。
厚底スニーカーには、厚底スニーカーでの走り方があるように、洋服には洋服の走り方があります。
着物の場合は、適度な制御と解放が融合されているので、その特徴を活かした走り方をすると、より相乗効果が生まれます。
映えも大事だけれど、映えだけじゃ、全然、満足できない。
やっぱり本質っしょ!?
っというのが「疲れない動けるからだになるTENARIオンラインスクール」のコンセプト!
様々な実験をスクール生の皆さんと一緒にしていく場でもあり、こうして私の実験に「面白そう」っと乗ってくれるスクール生の皆様には、心から感謝申し上げます。
さらに、TENARIスクールでは「着物で動く」をコンセプトにした講座を、今後も多数開催していく予定です。
日本舞踊の先生も、お招きする予定ですよ〜。
11月25日まで、10期性を募集しております。
年内最後の募集となりますので、ぜひご応募お待ちしています。