ippon blade開発者TENのコラム
6月11日、飛騨高山100kmウルトラマラソンをippon blade 369 MIROKUで出場して来ました。
真田紐のトラブルや、ちょっとしたペース配分のタイミングが合わなかった事で第三関門を通過出来ませんでした。
ですが!
これまで、様々な大会に一本歯下駄で出場し、100kmを完走出来た大会も、出来なかった大会もありますが、
実感として、
過去に出場した大会の中で、今回が1番の手応えを感じました。
大会中も、そして大会後の翌日でさえも、
筋肉疲労も、関節や骨の疲労も、内臓疲労も、精神疲労も殆どなく、
また、大会後の特有の変な興奮もなく、
普段と変わらないどころか、
手応えと自信だけが実感として強まっているのです。
通常、身体の軸がブレたままで一つの運動を集中して長時間行えば、酷使される特定の部位に筋肉痛や関節炎や水ぶくれや血豆などが出来ます。
速いタイムでゴールしたランナーでも、翌日は全身筋肉痛になる方や、どこかを傷めて片足を引きずって歩いている方を多く見ます。
そして、特定の部位に強い負荷がかかる運動を長期間に渡り行うと、身体には強いクセがつきます。
例えば、長期間に渡って筋肉や関節を伸ばし続けると、筋肉や腱や靭帯は柔らかくなりますが、瞬発力を失います。
例えば、長期間に渡って筋肉を締め付け続けると、筋肉や腱や靭帯は強く太くなりますが、柔軟性を失います。
一つの事に特化すると、相対する何かが失われて行きます。
様々な運動やトレーニングを経験してきたからこそ、
そして様々に身体を傷め、何度も怪我を繰り返し、何度も自律神経を失調した事もあるからこそ言えますが、
ippon bladeほどに全身をバランスよく、「正しく最後まで使い切れる運動」はないと言えます。
ippon bladeでの運動後は、細胞の損傷が少ない為、
食事で摂取したエネルギーを、
傷ついた細胞の修復に費やす必要もなければ、
筋肉の増量に費やす必要もないので、
脳の中枢や内臓から、末端末梢に至るまでにエネルギーが行き渡り、全身が活性化した感覚を覚えます。
締まり過ぎている場所が開き、
開き過ぎている場所が適度に締まり、
柔らかさや強さでは比べられない、
生き物として全身がバージョンアップした感覚になるのです。
とはいえ、ippon bladeに慣れていない方は、
柔らかく弱い部分や、固く強い部分に負荷が集中するので、筋肉痛になる事がありますが、
次第に、サボり過ぎの筋肉と働き過ぎな筋肉のバランスが良くなって行き、
中の筋肉も、外の筋肉も、
小さい筋肉も、大きい筋肉も、
筋肉も、内臓も、脳も、骨も、心も、
全身が偏りなく使われるようになって行くでしょう。
もちろん、全ての一本歯下駄に同様の効果があるとは言えません。
スポーツが出来ると称する一本歯下駄や、
有名タレントやスポーツ選手がおすすめする一本歯下駄は多々有りますが、
広告宣伝だけではなく、
実際に開発者や指導者がその一本歯下駄でスポーツをしているのか、
実際にユーザーがスポーツをしているのか、
長い期間使用した指導者やユーザーの体感や実感や成長記録など、
しっかりとした事実確認をして、一本歯下駄を選びましょう。